今の時代、創価学会の新たな入信者は殆どいない状態だ。
戦後の経済的豊かさを求める時代も終わり、
創価学会が掲げる物質的豊かさを追求する現世利益の功徳論でも人の興味を惹かなくなっている。
何よりも、創価学会の実態もインターネットでの情報によって明らかにされていて、
創価学会は胡散臭い宗教の代名詞とさえなっているのだし、
それに、同じくインターネットによって仏教の知識が簡単に知られるようになった今、
創価学会が掲げている「世界最高の正法」などもインチキでしかないという事も判明しているのだから、
創価学会に入りたいと思う者などいないのは当然だ。
たまに新入会者がいても仏教の知識に疎い高齢者くらいのもので、
若い新入会者は殆ど見込めない状態となっている。
そんな状態だから、創価学会としては親から子へそして孫へと、
同じ家族、一族内での信心の継承を何が何でも成功させたいのである。
だから聖教新聞を見ると「信心の継承」とか「未来部を育てよう」といった記事がよく掲載されているのもその為なのだ。
しかしその頼みの綱の2世3世あるいは4世といった子供や孫などへの信心の継承も減り続けているのが現状だ。
2世3世の子供や孫達も馬鹿ではないのだから、親や祖父母がやってたからといって、
何も考えずに創価学会の信心を続ける訳もない。
ましてや今やインターネットによって仏教の知識も創価学会に関する情報も簡単に手に入るのだから、
「世界最高の宗教界の王者」とか「日蓮仏法の正しい実践団体」などと豪語していても、
全部嘘である事は知られてしまっているのだ。
たとえば、自分が『創価学会批評ブログ』の記事に書いた事のあるS大B長(現在の地区部長)は
いわゆる「強盛な信心」で学会活動に寝る間も惜しんで邁進し、
公明党議員になって間もなく癌にかかって亡くなってしまったが、
その子供達はその「強盛な信心」を受け継いで行ったのかというと、
まず長男は父親の死後、しばらくは学会活動を熱心に行なっていたそうだが、
しばらくすると学会活動からも組織からも離れてゆき、
今では創価学会とは全く関わっていないのだそうだ。
また、長女の方は、同じく父親の死後、高校卒業後しばらくして遠方に嫁いでいったそうだが、
嫁ぎ先は創価学会部外者だったので、本人も学会の信心から遠ざかり、
今では創価学会から完全に離れてしまっているのだそうで、
あれほど創価学会の熱心な信心活動をしていた父親の意志を継ぐ事もなく、
信心の継承は途絶えてしまっているのである(母親は早くに亡くなっているので、子供達が学会を継承しなかったらそこで信心は断絶となる)。
親がどれほど創価学会を盲信狂信していようとも、どんなに熱心に学会活動していようとも、
子供も同じく熱心に活動をするとは限らない。
却って親の盲信狂信ぶりを見てきた分、嫌気をさして離れていくのが当然ではないか。
結局、創価学会は衰退してゆく運命にあるのは間違いないのである。